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2009年9月22日 (火)

映画「空気人形」試写。

001【strobo】9月25日号の「シネマ・セレクション(映画レビュー)」のコーナーで、クロスレビューを掲載しています。

クロスレビューを掲載する時は、観る人によって賛否が分かれたり、観ている場所が全く違ったり、そういう作品に出会った時、【strobo】ライターズ数名が別々に試写に行ってレビューを書きます。

9月26日(土)公開の「空気人形」は、人気者の是枝監督作品。空気を入れる人形・・・まあアレですよ。男の人の道具の。ハッキリ書いちゃダメという指示なので、その空気人形が、感情を持って動き出したという物語。持ち主の男が働いている昼間、その人形は人間みたいになって、外に出て、バイトも始め、恋もする。その果ては・・・。

人形役はぺ・ドゥナ。「リンダリンダリンダ」に出てた女優。「空気人形」では、彼女がものすごく可愛く見える時と、微妙な不細工に見える時があって、不思議です。

さて、まずは是枝作品が大好きなミッチーに試写を観てもらいました。それから、クールな視点のデザイナー・エリカさんにも観てもらいました。

やはり二人の評価は違っていました。

そういうのがいいな、と思います。観た人全員が同じ答えを受け取る作品より、良くも悪くも、正解でも不正解でも、受け手によっていろんな解釈がある作品の方が、振れ幅があって興味深いです。

そして上がってきた2人のレビューを読んだ時、私自身が感じたこととも少し違ってたので、クロスレビューに参戦!

★人は誰もがたったひとりで生まれてきて、死ぬ時もひとりだ。この決定的な孤独感を埋めるのが、家族や恋人の愛情だったりするのだろう。心の中にある隙間は、孤独だけではない。満たされず、必要とされず、虚しく空洞な自分に苛立つこともある。空気人形は「私は持ってはいけない《心》を持ってしまいました」と独白するけど、持っちゃいけないなんてことはないと思う。誰かに気づいて欲しかったんでしょ?でも、心を持った瞬間から、淋しさやもどかしさも知ってしまう。モチロン幸福感で満たされることもあるけどね。そのピークは、好きな男(ARATA)に息を吹き込んでもらうエロティックなシーン。メタファーとしてのセックス。物語の終わりは、そうならないで欲しいなぁ、と思うまさにその通りの終わり方だった。そして何か変わったか? 街は? 人は?

3人が共通して絶賛のシーンは、ARATAが人形に息を吹き込むシーン。このシーンはヤバイです。っていうかARATAが凄い!「ウルトラミラクルラブストーリー」の首のない役も、「20世紀少年」の13番も、かなり極端な役だけど、「空気人形」は普通。普通だからエロいのかな~なんて思いました。

是非、3人のレビューを読み比べてみてください。

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