« 刺さるMC。 | トップページ | 【strobo】vol.14の製作バックステージ(1) »

2011年11月28日 (月)

★松本きよりが選ぶ 2011年K-POP 10曲

1__少し前に、私がおススメするK-POP今年の10曲を紹介します、と書きました。それ以来、改めて曲を聴いてみて、7曲は最初から決めていたけど、そこから先がずい分迷いました。CDを何度も聴きました。

今回ここで紹介する10曲は、あくまでも私個人のフィルターを通してのセレクトです。私が今年聴いた日本盤/韓国盤関係なく10曲を選びました。先入観を持たずに、いろいろ聴いてみたつもりですが、全てを網羅したわけではないので、そのへんはご容赦を。

皆さんひとりひとり、それぞれの好きなアーティストがいて、曲の好き嫌いがあり、曲にまつわるエピソードや思い入れがあり、自分の選ぶ今年の10曲があると思うので、皆さんの今年の10曲もぜひ教えてください! 何よりも自分の感覚を一番大切にしてください。

今回10曲選ぶに当たって、最初から自分の中の判断ルールみたいなものを持っていました。

「感情が揺さぶられた曲」、「楽曲とアーティストの個性とのハマり具合。楽曲の世界観を、ダンス含め体現できているか」、「何度も繰り返し聴きたくなる曲」。

歌がうまいボーカリストはたくさんいます。技巧的に歌が巧くても、また、個性的なボーカルスタイルで存在感が突出していても、今年リリースした楽曲自体が、そのアーティストの上を行くパワーがない場合はセレクトから外しました。その逆で、楽曲クオリティが高いけど、その曲を表現する力が足りてなかったり、アーティストと楽曲がマッチしていない場合も保留しました。だから、グループとして人気があり、今年も大活躍で忙しく、素晴しいヒット曲をいくつも持っているアーティストでも、今年『これだ!』というnew songと出会ってないかもなぁ、と感じたアーティストは保留しました。そういう場合でも、いつも次回作を期待しています!

前置きが長くなりました(笑)。2011.11.2リリースまでの作品から選曲した私がおススメするK-POP今年の10曲を紹介します!

>>>2011年の10曲♪(7曲+4)

★BIGBANG「Tonight」・・・文句なし。BIGBANGというグループの声の質感、声の幅が、透明感からザラついた感じまで絶妙なバランスを生んでいるので、楽曲をメンバーで表現することが楽しいだろうなぁ、と思います。自分達の中の化学反応を楽しめるだろうし、発見もたくさんあるでしょう。そして、G-DRAGONのセンスと曲作りの引き出しの多さにひたすらリスペクト。Tonightは日本語バージョンも今年何度も聴きました。

★TEENTOP「香水をつけないで」・・・初めて聴いた時、凄い!と驚きました。楽曲も詩のコンセプトも、彼らの年齢でしか歌えない世界観!前作「Supa Luv」からガラッと変えてきた世界が彼らにドストライクでしたね。同年代の彼女がいるのに、年上の女性ともイチャコラしつつ、年上の女性に上から目線でナマイキに「彼女にバレちゃうから香水をつけないで。僕のこと好きでしょ」的な内容、、、ですよね!? いやいやいや、、、なんですか全く(笑)。すごいわぁ、TEENTOP。末恐ろしいわぁ・・・(笑)。脱帽。

★BEAST「FICTION」・・・この楽曲でBEASTは1step upしましたよね。1stepどころかTOPクラスのグループとして貫禄が出てきた感じ? この楽曲の持つク―ルでメロウな雰囲気と、独特なダンスの表現が1つの大きな彼らだけの世界を作り出したと思います。少し温度が低い今時感と洗練された鋭さが魅力。作品の根本を支えるのは、やはり彼らの歌唱力と都会的なセンス!そして洗練されたパフォーマンス!個人的にはBEASTのRAPパートがスタイリッシュで好きですが、6人のそっけなく感じるくいらいのスマートなたたずまいと、ノッたらとんでもないパワーを発揮するアンバランスな魅力は、彼らの若さの特権。「Tonight」の次に何度も聴いたキラーソング。

★東方神起「Why? ~Keep Your Head Down~」・・・この楽曲に関しては「完璧」で隙がない完成度だと思います。今年彼らは数多くの日本語曲をリリースしましたが、やはり1番はこの曲。詳しい解説は⇒コチラ  このテキストをブログアップした際、デイリーで10万アクセスを超え、数日のうちに日本、韓国でのべ50万人くらいのアクセスがあり、東方神起への関心の高さに驚きました。また、先日発売された写真集「太陽」の中のインタビュ―で「僕たちが今歩いているこの道が間違った道じゃない~」というような発言が掲載されているとか。今年3月、「これだけは分かってほしい(before U Go)」についてのレビューをブログアップした時 ⇒コチラ そのテキストの中で私は、こんな風に書きました。≪「why?(Keep Your Head Down)」の大ヒット良かったですね! 彼ら自身が、これで良かったんだ、自分達の進んでる道は間違ってないんだ、と自信を持てたと思います。≫ 東方神起と私の選ぶ言葉と表現方法が近い、ということから、彼らの発信する言語カルチャーに親近感。

★INFINITE 「PARADISE」(「Be Mine」)・・・M カウントダウンで「Be Mine」で初の1位の時、リーダー・ソンギュがお世話になった人への感謝を伝えながら、途中「はぁ~」のため息っていうのかな?メンバーが泣いてる横で、自分を律してる姿の中でも、思わず出てしまった「はぁ~」を見て、1位おめでとう!良かったね!と声を掛けたくなりました。素晴しい1曲がグループとハマり、INFINITEをシーンのメインステージに押し上げた瞬間でしたね。続いてリリースされた曲が「PARADISE」なんですが、こちらをセレクトしました。洗練されたサビの美しいメロディと、K-POPっぽくない(懐かしめのヨーロッパ?)壮大な雰囲気が、繰り返し何度でも聴きたくなる楽曲。この2曲でポジションを決定づけましたね。

★CNBLUE「直感」(「In My Head」)・・・聴いただけで、ジョン・ヨンファ作曲だとわかるくらい、彼の作るサウンドがもう全て彼の色として独立していることが、まず凄い点。「In My Head」は、なんだかチャチャッと作ったような、ひらめき一発みたいなイメージの曲で、構成がシンプルなので、「直感」をセレクトしました。売れる曲を作る、とか、自分らしい曲を作る、とか、そういう邪念を持たずに曲を生んでるような気がするんだけど、どうなのかな? 4人というバンド構成もいいですね。楽曲のソリッド感とシンプルなメンバー構成、抜きのサウンドが合ってると思います。

★2PM「I'm your man」・・・この曲のMVを観たら誰でも「カッコいい!」と思うでしょう。今年の2PMが日韓でシングルカットした楽曲の振れ幅が、他のアーティストと比べてダントツでバラエティに富んでいて、アーティストとしての表現力や奥行きを見せつけられました。待望の2ndシングルは、前回の「Take off」の爽やかさから趣を変えて、夏の終わりの時期にピッタリなメロウな作品。冒頭の歌い出しから♪いま あなたを守るため そう あなただけを守るために~と、男性からの率直な詞の打ち出しも心に強く響く。2PMのサウンドはそのトラックワークに目を見張るものある。徹底的にボーカルをフロントに出した音づくりは、オケを分厚いサウンドに仕上げるのではなく、音を抜くことでシンプルに、だけど緻密に声を際立たせている。導入部から高速のビートを薄く置くことで、疾走感や焦燥感といったこの物語の主人公の感情表現をリアルに後押ししている。♪Baby I’m youe man・・・のリフレインが次第に耳から離れなくなってしまうのはもちろんのこと、この情熱的で積極的な歌詞内容は、全女性のハートに直球で突き刺さりましたよね。曲をリリースするたびに、本当にいろいろな表情を魅せてくれる2PM。「I'm your man」のジャケ写のスーツ姿の2PMを見た時、やっぱりシンプルなスタイルこそがカッコいいんだな、と。秋以降メンバーが次々と日本のドラマや映画への出演を決め、年末にはツアー、とグループとしても最高にノッてる時期なので、今見逃したくないアーティストNO.1。次はどんな2PMで来るのだろう?

以上が、自分の中のベスト7曲! 残り3曲は結構セレクトに悩みました。。。で、4曲。

★Miss A「Good-bye Baby」・・・ファッションセンス、個性、独創的なダンス、キャッチ―なメロディとその絶妙な展開など、バランスも素晴しい!「未知数」なものを感じさせる存在。

★MBLAQ「Your Luv」(「MONA LISA」)・・・この曲のオケだけ聴いた時、衝撃でした。この面白さは、興味深い。このタイプの楽曲で日本国内で活動しているK-POPアーテイストはいないので、今年リリースされた日本での楽曲の中でひときわ目立ってました。関連記事⇒コチラ 軽く、耳触りのいいMUSICが世の中に溢れる中、流して聴くことを決して許さない重厚で個性派サウンド、それがMBLAQらしさだ。「Mona Lisa」ではレトロモダンな楽曲を追及し、特にデジタルサウンドが主流のK-POP界に於いてアンチテーゼのような生楽器を使った演出。バンドネオンの生々しいカッティングやアコースティックギターのストリングスが、彼らの声や息づかいと絡み合って、楽曲をよりセクシーでドラマテックにスケールアップさせている。それは、文章で言うところの「行間」から想像の幅を広げるのと似ている。MBLAQの場合は楽曲を聴くことで到達するのではなく、そこから新しく始まる予感の方が大きい。

★FTISLAND「いつか」・・・FTISLANDはライブがいいバンドで、ライブでバンドがよりイキイキする曲といえば「FLOWER ROCK」、「Brand-new days」。どちらも昨年リリースのシングルなので迷いました。今年リリースした曲で、ライブの中の重要ポジション的にも「FLOWER ROCK」を超えるロックチューンはなかったから。そこでミディアム系の「いつか」を選びました。詩世界が彼らの年齢(二十歳くらい)のリアリティというか切なさが込められていて、今歌うことの説得力が響く。 圧倒的なイ・ホンギのボーカルパワ―で、声の厚みというか、彼の声の力で歌うことで、バラードの深さや色どりが増しますね。爽やかでぺラッとした聴きやすい曲にならないところが凄いところ。20日の横浜アリーナのイベントが楽しみです。関連記事⇒コチラ

★少女時代「Mr.TAXI」/「GIRLS GENERATION」・・・楽曲のモチーフやアイデアベースもセンスが良く、洋楽のダンスミュージックから素材をイメージしているのかな、など曲作りの巧みに興味を引かれますね。

* * * * * * * *

8曲目以降の候補として、f(X)「Hot Summer」、U-KISS「Neverland」、JYJ「In Heaven」と最後まで悩みました。SHIINeeは今年日本でデビューして大ヒットしましたが、去年までに韓国内でリリースしている楽曲の日本語バージョンだったので、どの曲も素晴しいのですが、2011年初めて聴いたというカウントには入れませんでした。

素晴しい楽曲と出会い、グループの個性を生かしてピタリとハマったとき、それぞれのグループのポテンシャルは元々高いので、楽曲に一気に引き上げられる、ということがあります。

今年そういう感じを実感しているアーティストもいると思うし、自分達を引き上げてくれる楽曲との出会いを待っているアーティストもたくさんいるでしょう。

グループの力は十分あり、その実力で、曲を魅せて伝えて、ファンを引っ張ってるアーティストの方が多い気がします。アーティストパワーが先行しているパターン。そういうグループが、「これだ!」という楽曲に出会った時は、一般にも波及するとんでもないメガブレイクをする可能性が広がります。実力もセンスも持ち合わせていても、今年は最高の楽曲に出会えていないアーティストの方が多いのかもしれません。1曲で運命も、自分達をとりまく世界も環境も、全てが変わりますからね。エンタテインメントの世界の凄さと怖さは、そういうところにもあるかもしれないですね。

素晴しい自分達だけの1曲。そんな楽曲に出会う瞬間を夢見ながら・・・チャンスは全てのアーティストにあると思います。

|

« 刺さるMC。 | トップページ | 【strobo】vol.14の製作バックステージ(1) »

コメント

きより様
こんにちは。
私も東方神起「Why? ~Keep Your Head Down~」好きです。たしかドラマに起用されていましたよね?
話が変わりますが、10/7にstrobo vol.3の再販予約を再販バックナンバーのタイトルで「コチラ」宛にメールで申し込みをしたのですが、先着に間に合いましたでしょうか?
ブログには終了と出ていないので大丈夫かな?とは思ったのですが、メールが届いていないのかも…、と心配になって…。
これから購入の案内&受付番号を送信予定でしたら、すみません。

投稿: kanko | 2011年11月16日 (水) 08:20

> kankoさん

とり急ぎ。stroboのバックナンバーの件ですが、申込用に開放していたメールアドレスに、たくさんの申込と一緒にとんでもない数の業務に差し障る迷惑系のいろいろが来てしまい、整理に着手するところから時間がかかっています、すいません。一度全部ナシにして申込を別アドに変更して再度受付けようかなど考え中。

投稿: kiyori ♪ | 2011年11月16日 (水) 09:31

はじめまして^^

この曲はどれも私の好きな曲ばかりです!今や日本でもK-POPとゆう枠が確立してきて、すごいな~と思っています。
私が最初に出会ったのは5年前の時なんですが、あの頃の事を思うとなんだかすごく時代の変化を感じます…(笑)

投稿: ゆんどる | 2011年11月17日 (木) 19:36

> ゆんどるさん

はじめまして。
5年前にゆんどるさんがK-POPに出会ったきっかけは?

明日、というかもう今日ですが、INFINITEのイベント取材に行ってきます。土曜日はキム・ヒョンジュンのライブ取材、日曜日は横浜アリーナのライブ取材。K-POP三昧の週末になりそうです・・・。

投稿: kiyori ♪ | 2011年11月18日 (金) 01:54

お久し振りです。きよりさん。
ベスト7+4にFTの『いつか』が入っていて嬉しいです。
この曲は、さらっと流せないというか、聴く度に、「あの頃」と「今」と「いつか」が繋がって、目が真っ赤になってくるんです。
もう、20歳の頃はとっくに過ぎ去りましたけど。。(笑)
外国人である彼等が、言葉をちゃんと伝えられるのが凄いなぁとも思います。
言葉がわかるようになったから、感情をもっとこめられるって前にホンギが言ってましたけど、それを超える何かが、この曲にはある気がします。
という事で、さいアリも横浜もレポート楽しみにしています!
12月にはワンマンもありますから~きよりさん♪

投稿: ケイ | 2011年11月18日 (金) 08:50

> ケイさん

「いつか」の詩は、詩だけで読んでみても、流れも作りもいいですね。冒頭部分からイメージが深く広がっていきますね。

「いつか夢見た自分と待ち合わせをしたんだ 一秒も遅刻できないから 下向いて立ち止まってはいられない 今も~明日へまた 歩き出す理由をくれる」の部分が特に好きです。

この詩に説得力を持たせているのは、ホンギのボーカル力だと思います。むき出しな、どこか整いきってない荒々しさが、カッコ良さでもあります。一生懸命とか泥臭さって、カッコ悪いけど、それが最高にカッコいい、みたいな力強さ。私は好きです。

投稿: kiyori ♪ | 2011年11月18日 (金) 10:43

PMが入ってる♡嬉しいです。

わたし、この曲を聞いた時、MVがカッコよすぎて曲が頭に入ってこなかったんです…orz

でも聴けば聴くほどじわじわ好きになっていって…

ライブで聴いた時カッコよすぎて鳥肌が立ちました。

投稿: ゆきこ。 | 2011年11月21日 (月) 07:49

> ゆきこ。さん

2PMの年末のライブ、チケット取れました?
私は、大阪と東京、両方観ておきたいなと思ってます。

投稿: kiyori ♪ | 2011年11月21日 (月) 21:40

きよりさん。

わたしは福岡のみ参戦です。

平日はなかなか休みを取るのが難しく…
ましてや12月。orz

大阪初日と武道館オーラスですか?!

なんて贅沢!!♡

投稿: ゆきこ。 | 2011年11月22日 (火) 20:22

> ゆきこ。さん

日本全国ツアーしてくれると、近場で行けるから嬉しいですよね~!

私の予定は、12/5の大阪と、21の武道館。

投稿: kiyori ♪ | 2011年11月22日 (火) 20:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/535437/53178229

この記事へのトラックバック一覧です: ★松本きよりが選ぶ 2011年K-POP 10曲:

« 刺さるMC。 | トップページ | 【strobo】vol.14の製作バックステージ(1) »