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2012年2月21日 (火)

INFINITEウヒョン出演>>ミュージカル「光化門恋歌」 @LGアートセンター(ソウル)

Cimg14092月19日、INFINITEのウヒョンが出演しているミュージカル「光化門恋歌」を、LGアートセンター(ソウル)で観てきました。

内容も韓国語もわからないままの観劇だったのですが、物語の内容の8割以上は理解できました。理解出来た理由の1つには、舞台転換の素晴しさもあげられます。近年観た日本国内の舞台を含めて比較しても、舞台美術、ライティングには目を見張るものがありました!

LGアートセンターは江南エリアの地下鉄 2号線ヨクサム(駅三)駅から地下道直通で行ける便利さ。宿泊していたホテルからも近かったのでタクシーで(安いんです。  300円もかからないくらい)向かいました。

会場は3階席まであってキャパは約1100席。ものすごく広いというわけでもなく、都内だったら青山劇場が1200席くらいだから、同じくらい。オーケストラピットもあり(指揮者、女性でした?)、生演奏の臨場感とサウンドの厚みがシーンを盛り上げていましたね。

Cimg1410ウヒョンは出演者の中の番手でいうと3~5番手なんですが(画像参照)、いい作品に出演したなぁ、というのが観終わったすぐの感想です。

決してチャラくなく、「宮」みたいなアイドル作品でもモチロンなく、楽曲も演出も全てが良質の作品の中に於いて、INFINITEの出演枠は「アイドル枠」なのかもしれないけれど、作品自体は細部まで創りこまれ、演劇ファン、ミュージカルファンが足を運ぶクオリティの高いコンテンツでした。

会場全体でINFINITEのファンはどれくらいいたのかな。少なかったと思います。主演アーティストがちゃんと作品を引っ張っていて、ファンは彼らの熱演や歌声に惹きこまれ、拍手を送っていました。

Cimg1412それほど広くないステージが物語の進行とともに、あらゆる時代の風景に変化します。2台のピアノがステージ左右に設置されているオープニングから物語は始まり、ライブハウスや学生時代の部室、ベンチや石の壁、激化する学生運動での衝突、別れ・・・一瞬で背景を変え、場面転換してゆきます。

現在と大学生(80年代?)の学生運動が盛んだった時代を回想しながら並行して描き、当時愛していた女性を2人の男性が取り合う三角関係の切ない気持ちとをシンクロさせる演出が見事でした。微妙な感情を表現する照明も繊細で、本当に美しい光のサークルを描いていました。

Cimg1416ウヒョンは黄色のジャケットにグリーンの帽子、黒い細身のパンツに黒のスニーカー。冬の回想シーンには赤いマフラーがプラス。

物語のナビゲーター的な役割でしたが、ウヒョンが演じた役は、特別に意外とか突拍子もない役というのでもなく、この役を通してウヒョンの意外な一面を見たというのでもなく、ごくごく等身大に自然体で演じているように見えました。歌以外のセリフの発声は、声の通りはまだまだですが、それは経験値の問題であって、どんどん成長していく部分だと思います。何よりも、カーテンコールの楽しそうな表情が、彼の充実感を示しているようです。

Cimg1418ストーリー>>>作曲家サンフンのもとに青年・ジヨン(ウヒョン)が訪ねてくる。ジヨンはサンフンのヒット曲でコンサートを開きたいと言いストーリーを説明する。それはサンフンだけが知っている20年前の光化門を舞台にした悲しい恋愛物語だった・・・。当時サンフンは、ライブハウスである女性に惹かれた。同じ頃、学生運動のリーダー・ヒョヌも同じ女性と恋に落ちる。学生運動は次第に激化し、ヒョヌは逮捕される----。

では、ウヒョンの歌うシーンをプレイバック。冒頭シーンで静かに左の画像の左側の作曲家サンフン役のパク・ホサンにハモリを入れるウヒョン、メインで歌うダンス系楽曲ではステージ前方で「さそりダンス」をサービス!(ここで会場からちょっとキャー) 女性ダンサーとのダンスも披露(なぜかセクシー度に欠ける・笑)、アコースティックギターをかき鳴らしながら過去のサンフンと熱唱するウヒョン(ギターの出音はほとんど聴こえず)、コンサート設定でスタンドマイクでバラードを歌うシーンでは、1音1音丁寧に感情を注ぎ込んで歌っていました。

Cimg1467カーテンコールは撮影可能ということで、一斉にファンがステージ前方に押し寄せ、ものすごい望遠レンズがウヒョンに向かいます!私も自分の座席からパチリ(日頃ライブや舞台を撮影したことがないので遠慮がちに・笑)。

ウヒョンはこの舞台に参加したことで、INFINITEでは味わえない年下としての立場を経験できたことに意味があったと思います。いい仕事を選んでいるな、と、これはマネジメントに拍手。特に売れっ子になってくると、同じ時期、同じタイミングで、いろんな仕事のオファーが重なって、選択肢が複数あるはずです。でも同じ時間に1つの仕事しか選べない。そういう中で、「光化門恋歌」という割と地味な作品、番手もTOPじゃなく、会場には彼のファン以外が大勢いるという現場を選んだことで、先輩たちから学ぶことも多かったのではないでしょうか。

役者を生業としている人の中には、テレビの仕事よりも映画や舞台に重きを置いている人・価値を見出している人も大勢います。テレビは誰でもタダで見れるけど、映画や舞台は、本当に観たい人だけが、お金を払って、映画館や劇場へ足を運ばなければ観れない。「光化門恋歌」はお金を払って観に行くべき作品でした。

切ない恋の物語の結末は、明るいカーテンコールで締めくくられました。出演した全てのアーティストの顔が誇らしげに輝いていました。

どんどん吸収して、成長していく姿が頼もしいと感じると同時に、ソンギュ出演のバージョンもぜひ観てみたいと思いました。

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コメント

はじめまして。光化門恋歌に昔のサンフン役で出演している歌手チョ・ソンモのファンです。観覧後記を楽しく読ませていただきました。
チョ・ソンモも19日に出演してました。
私も10日と11日(ユンドヒョンさん出演)と12日2回の計4回観覧しました。お書きになっている通り、構成も演出もキャストも素晴らしく、何度みても楽しめました。なにより音楽が良いですよね。3月11日は公演最終日です。チョ・ソンモの誕生日なので日本からファンが大勢行くようです。私もアンコールでの「赤い夕焼け」を皆で合唱したいので練習中です。
娘はインフィニットのファンです。土曜日の国際フォーラムでの
コンサートに行くそうです。ミュージカルも日本公演の話も出ているようです。(未確定)実現すると良いと思っています。

投稿: みーしゃ | 2012年2月22日 (水) 23:37

> みーしゃさん

4回も観ているんですか!? ダブルキャストはどんな違いがありますか? 

私はこの作品で描かれていた主人公の学生時代の光化門での学生運動にも興味を持ちました。

昔のサンフン役のチョ・ソンモのファンが一番多かったですよね。韓国語がわからず細かいところまでは理解できなかったのですが、2人の男性が、どうしてあの女性にそこまで惚れ込んでいたのか、彼女の歌の実力以外の人としての魅力がイマイチわからなかったです。

投稿: kiyori ♪ | 2012年2月23日 (木) 12:40

私も細かくはわからないんです、が、4度も見ると演出も毎回違う箇所あり、アドリブあり、で楽しめました。キャストにより違いはユンドヒョンさんはロッカーですから(バンドが出てたと思いますが彼らが仲間)男らしい歌声なんです。リサさんは女らしいやさしさと色気があります。劇中にあるのは単なる学生運動の話ではなく光州事件に代表される、市民と学生による韓国の民主化運動のことらしいです。よくわからないですが韓国は軍事独裁政権時代があり、それをひっくり返すような大事件だったようです。そんな時代を学生で経験している、「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督もそんなお一人です。ウヒョンさんの役は女主人公とヒョヌの子供らしいですね。ヒョヌが逮捕されている間にサンフンさんと彼女は結婚したようですね。でもヒョヌが戻って来て。。。ソンモさんが演じるサンフンさんが、愛する女性を彼女の意志を尊重?して後輩のもとに送る辛さ。。。。涙出ました。そこまでの魅力は彼女にあったのか?問われてみて私もよくわかりません^^;

投稿: みーしゃ | 2012年2月23日 (木) 22:47

> みーしゃさん

みーしゃさんの解説を読むのが面白い! ありがとうございます。

サンフンが長年に渡って彼女への想いを持ち続けているでしょ。人生において、2人の男性から同時期にずっと熱烈に愛されるって、なかなかないことだと思うんですよ(自分に置き換えても。えっ!?笑)。そこまで男性を惹きつける彼女の魅力って何なんだろう?って思いが、観終わってもわからないままでした。それはきっとこの物語を描いているのが男性目線だからだろうな、と思います。

ライティングがすごくキレイでしたね。ステージの使い方など、本当によく考えられてる舞台美術でした。だから、あっという間に終わった、という感じがしました。ステージと客席も近かったですね。

投稿: kiyori ♪ | 2012年2月24日 (金) 08:45

こんばんは。今朝は大雪で会社に遅刻してしまいました。kiyori さんもお出かけしたようですが、お疲れ様。吐く息がまるで韓国ドラマでみる白い息と同じでしたね。この寒さのなか(それ以上かも)で撮影をしているのかと実感できました。ところでソンモとダブルキャストのユンドヒョンひきいるバンドが来日しています。http://top-kmusic.com/
ソンモも日本でのアルバム制作と公演オフォアーが来たと韓国の番組で言っていたそうです。日本のプロデューサーって誰だか知りたいですが。。。
また10日から韓国行ってソンモに会ってきます。50代の私にはチョ・ソンモが、20代の娘はインフィニットのL君が。胸キュンには年齢関係ないですよね^^

投稿: みーしゃ | 2012年2月29日 (水) 22:44

あと、この物語は実話に基づくようです。ということは、二人の男性から愛された女性はどなたか実在した韓国人歌手ということでしょうか?

投稿: みーしゃ | 2012年2月29日 (水) 22:47

はじめまして、イチルといいます。
5月に行く韓国でこのミュージカルを観に行こうかと考え中です。
LOOK韓国で見つけたのですが、kiyoriさんは、どちらでチケットを購入なさいましたか?差し支えなければ教えてください。
このブログ読んで益々行きたくなりました。

投稿: イチル | 2012年4月23日 (月) 09:11

イチルさんこんにちは。僭越ながら私の場合をお答えしますね。
インターパークで購入しました。英語画面になります。でもインターパークと連動しているvisit Seoulで予約したほうが日本語で申し込みできるので簡単です。可能でしたらチョソンモとユンドヒョンさん両方楽しんでください。念のため6月1日は団体申し込みのため売り切れです。では楽しんで来てくださいね。

投稿: みーしゃ | 2012年4月29日 (日) 11:26

はじめまして! haruchanと申します。
私はサンフン役で出演された、ソン・チャンウィさんのファンです。
チャンウィさんという俳優を知ったのは、もうずいぶん前に出演された「ウェディング」というTVドラマだったのですが、その後ミュージカル俳優としてのチャンウィさんの方が好きになってしまい、時間の許す限り渡韓しては観覧しています。
昨年初演の「光化門恋歌」を見に行きたかったのですが、家庭の事情で叶わず、先日釜山の公演で初めて観覧することができました。
少し前から韓国語の勉強を始めてはいるのですが、熱心さが足りずまだまだ未熟で、内容を理解できないところが多く、消化不良気味で帰ってまいりました。
恐れ入りますが、教えて頂いてもよろしいでしょうか?
ジヨンがヒョヌの息子で、幼い頃サンフンと暮らしていたのかな?と言うところまではなんとなく分かったのですが、

若いころのサンフンの恋の物語をジヨンがどうして知ったのか?
ジヨンがサンフンに固執する理由は?

など、どうしても分かりませんでした。
他にも理解できていない部分はたくさんあるのですが・・・
もっと勉強して理解できるようにならないと心から楽しめない、としみじみ感じでおります。
お手数をお掛けしますが、どうぞよろしくお願い致します。

投稿: haruchan | 2012年8月 6日 (月) 10:05

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